ネットや電話使って交流

 

 新型コロナウイルス感染症が全国で猛威を振るっています。昨今の状況を聞いて、不安な方も多いのではないでしょうか。

 ゴールデンウイークに入りました。自分自身が感染せず、そして周りにも感染を広げないために、不要不急の往来や外出の自粛をはじめとして、密閉した空間、人の密集する場所、多数の人が密接に接触する場面を避けることが大切になります。

 その一方で、コロナは防げているけれど、別の病気になったとならないように気を付けることも大事です。特にご高齢の方は、外出の機会が少なく知り合いと会う機会がめったになかったり、社会参加をせずに家に閉じこもったりすると、転倒や鬱(うつ)などを引き起こしやすく、介護が必要な状態になりやすいといわれています。

 もちろん、ウイルスの拡大を食い止めるために対策を緩めていい時期ではありませんが、政府による基本的対処方針でも、屋外での運動や散歩など生活の維持に必要なものについては、外出の自粛の対象とはなりません。ともかく一歩も外に出てはいけないというわけではありません。

 ネットを使ったり、ちょっとした電話をしたり、手紙を書いたりなど、交流の方法はいくつもあります。これを機にやり方を覚えたり、声を掛けてみたりするのもいいかもしれません。