軽い散歩や家事、体動かす

 

 新型コロナウイルス感染症が全国で猛威を振るっています。自身が感染せず、そして周りに感染を広げないため、不要不急の往来や外出の自粛をはじめとして、密閉した空間、人の密集する場所、多数の人が密接に接触する場面を避けることが大切になります。

 その一方で、外出の機会が少なく、家にいる時間が長くなると、どうしても身体を動かすことが少なくなります。運動不足や筋力低下は、また別の身体の問題を引き起こしてしまいます。

 健康のために適度に身体を動かすことはとても大切です。特にご高齢の方にとっては、身体を動かすのは、筋力トレーニングやジョギングといったいわゆる運動に限らず、軽い散歩、掃除・洗濯・皿洗いといった家事や、簡単なストレッチ、草むしり・植物への水やりも含まれます。

 どれくらい身体を動かせば良いかということに関しては、ご高齢の方ではどんな身体の動かし方であれ1日40分、若い方ではウオーキングで1日合計1時間が目安といわれます。もちろん、持病をお持ちの方や、身体の状態などによってどの程度が適切かは異なりますが、一つの目安にしていただければと思います。