ストレスサイン気付いて

 

 新型コロナウイルス感染症が全国で猛威を振るっています。外出自粛や環境変化が長く続くことによって、身体的・精神的に負担がかかっている方もおられるのではないかと思います。

 このようなストレスをうまくやり過ごすために、まずは自身が「ストレスを感じている」というサインに自分で気付けることが大事です。そのサインは、いわゆる不安な気持ちや憂鬱(ゆううつ)感、やる気が出ない、といった気持ちの変化だけに限りません。疲れやすさや、頭痛・目まい、肩こりや便秘といった体調の変化だったり、酒やたばこが増える、食べ過ぎ、周りに当たり散らすといった行動の変化だったりとさまざまです。身体と心はつながっています。

 今は、目の前にある課題に打ち込んでランナーズハイのように元気でも、ストレスがかかり続けると数カ月たったところでストレスへの抵抗力が低下して、がくっとメンタルの不調を来すこともあります。その可能性に意識を向けて、自分の変化に気付けるようにしましょう。

 毎日、短い時間でも良いので、落ち着いて座って深呼吸をして「自分の気持ちはどうか、自分の身体の調子はどうか」と自分に意識を向ける時間を持つのも一つの方法です。