症状あれば無理せず休む

 

 本県では新型コロナウイルス感染症の患者さんはここ3週間報告されていません。そして、全国の多くの地域でも患者さんの数は減ってきています。しかし、ウイルス自体が完全に消えたわけではなく、もうこのまま落ち着いてほしいですが、第2波の可能性に備える必要があります。

 第2波への備えとして重要なことの一つは、自粛を続けて出歩かないことではなく、感染の広がり始めにできるだけ早く気付くことです。そのためには、何か症状がある場合は、無理せず休んで様子を見ることが大切ですし、風邪のような症状があることを家族や周りも早く知り、休んで様子を見ることを職場や周りも認め合うことが重要です。

 誰も最初の一人にはなりたくありません。だからといって、無理して仕事や活動を続けたり、症状を伝えずにいたりすると、後から大変になることもあり得ます。

 手洗いやうがいを小まめにすることは引き続き重要です。せきエチケットだけでなく、ドアノブやスイッチやつり革など多くの人が触れるところに触った後、口や鼻や目を触らない。マスクなどを外した後も手を洗う習慣を付けましょう。