お盆休みが最終盤となり、鉄道や高速道路などの交通機関は16日、休みを古里などで過ごした人たちのUターンで混雑した。日本道路交通情報センターによると、同日午後5時現在、東北道上り線福島トンネルを先頭に1キロの渋滞が発生し、常磐道上り線鹿島サービスエリア(SA)付近で流れが悪くなった。
JR東日本によると、東北新幹線の上り自由席は午後を中心に乗車率が100%を超え、午後1時8分盛岡発東京行き「やまびこ58号」は乗車率が150%に達した。
福島市のJR福島駅では、家族連れや土産物を手にした人の姿が多く見られた。
家族4人で大分県中津市から福島市に帰省していた小学2年の男児(8)は「浪江町で釣りをして大きなハゼを釣ったことが思い出になった。福島にまた来ます」と話し、満面の笑みで新幹線に乗り込んだ。
新幹線や空の便、高速道路の混雑のピークは17日にかけて続く見通し。