生活協同組合パルシステム福島は、いわき市常磐西郷町のパルシステム福島いわきセンター内みんなの交流館で「折り鶴カフェ」を開催した。参加者が身近な戦争体験を聞き、平和について考えた。
平和の尊さを次世代に伝えようと1日に開き、小学生から大人まで約20人が参加した。いわき市の佐藤美和子さん(81)と郡山市の糠沢信子さん(89)が戦争時の記憶や見聞きしたことについて講話した。
佐藤さんの父は、旧日本軍の戦闘機「ゼロ戦」の製造に携わっていた。佐藤さんは「『帰ってこられない飛行機を造るのは嫌だ』と言い、退職したと聞いた。そんな父を誇りに思っている」と話し「戦争の悲惨さを次の世代に伝えていかなければいけない」と呼びかけた。