• X
  • facebook
  • line

福島稲荷神社例大祭で「踊屋台」公開へ 寄付者には手拭い贈呈

2025/10/05 08:40

1000円以上寄付した人に贈られる手拭い

 11~13日に開催される福島稲荷神社(福島市)の例大祭で、1956年に造られた「踊屋台(おどりやたい)」が一般公開される。保存するNPO法人福島踊屋台伝承会の草野健事務局長は「多くの人に踊屋台を改めて知ってもらい、保存につなげたい」と話す。

 踊屋台は高さ4.5メートル、幅3.5メートルの2階建て。移動式で1階は太鼓、2階は子どもが踊りを披露する舞台になっている。造られてから10年ほどで活動を終えたが、有志が同NPOを設立して修繕し、2014年にお披露目された。

 踊屋台は例大祭期間中の午前11時~午後5時(最終日は同4時)に神社に隣接する保管庫で公開される。

 同NPOは踊屋台の保存に向けて常時、寄付を募っている。例大祭期間には募金箱を設けて募り、1000円以上を寄付した人には、踊屋台や福島の名物などがあしらわれたオリジナルの手拭いが贈られる。

 草野事務局長は「保存していくために協力をお願いしたい」と呼びかける。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line