360年余の歴史と伝統を誇る県重要無形民俗文化財の二本松神社例大祭「二本松の提灯(ちょうちん)祭り」は4日、二本松市で開幕した。1台に約300個の提灯をともした7町の太鼓台がそろって市街地を練り歩き、秋の城下町を祭り一色に染めた。6日まで。
初日は宵祭りで、二本松神社で御神火を受けた各若連の代表が出発地点まで走り、あいにくの小雨の中、提灯に火をともした。
勇壮な祭りばやしに合わせて繰り出した太鼓台は、提灯を揺らしながら深夜まで中心市街地を巡り、城下町の夜空を鮮やかに彩った。
5日の本祭りは午前8時25分から7町合同引き回しを繰り広げる。6日の後祭りは4町と3町に分かれての引き回しが行われる。