明治安田子会社社員が着服　被害１億８千万円超

　明治安田生命保険は２０日、システム関連の子会社の元男性社員（５４）が、業務委託先への発注を水増しする手法で委託費を着服し、私的に流用していたと発表した。被害金額は１億８千万円超に上る。

　明治安田生命によると、不正は２０１３年から今年２月にわたって行われていた。着服した金は飲食代などの遊興費に使ったと説明しているという。男性は１２日に懲戒解雇された。明治安田生命は詐欺容疑で刑事告訴し、損害賠償を請求するとしている。