【第1原発ルポ】廃炉困難さ変わらぬまま 敷地10年間で改善も

03/01 15:35

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福島第1原発の共用プールで行われた核燃料の搬入作業=2021年2月17日

 東京電力福島第1原発事故から10年を前にした2月17日、第1原発に取材に入った。大量の放射性物質で汚染された敷地は10年間で環境が改善され、96%で防護服を着る必要がなくなった。一方で、取材の4日前に発生した東日本大震災の余震とされる最大震度6強で、原子炉の損傷拡大が後に判明。廃炉の困難さは変わらないまま次の10年を迎えることになった。  「この場所も事故直後は推計で毎時十数ミリシーベルトはあっ...

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