【検証・コミュニティー再生】双葉 保ちたい「古里」との接点

06/21 11:00

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避難指示の解除後に町民がまとまって生活するためJR双葉駅西側(写真左手)で居住エリアの造成が進む。帰還した町民の新たなコミュニティーづくりや避難を続ける人のつながりの維持が課題となる=双葉町長塚

 「避難先での生活は古里での暮らしとは違う。何より双葉の人同士が毎日顔を合わせることが難しい」。東京電力福島第1原発事故でいわき市に避難した双葉町民でつくる「いわき・まごころ双葉会」の前会長、石田翼(77)は避難生活でコミュニティーを維持する難しさを語る。  双葉町民が県内外に散り散りとなって間もなく、避難先での孤立や町民同士の結び付きの維持が課題となった。多くの町民が避難した地域では町民主導で自...

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