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【4】衝撃がそのまま目標に エアレースパイロット・室屋義秀

2021/04/01 08:30

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グライダーに乗る大学生の私。航空部の活動に熱中していた=1992年ごろ、パスファインダー提供

 人生は何が転機になるのか分からない。  飛行機に熱中するあまり、4年次に大学を留年してしまった。しかも卒業する1996年はバブル崩壊による就職氷河期で航空会社のパイロット採用はゼロ、自衛隊も志願者数増で狭き門だった。結果的にこの「大学5年」時に目標が見つかるのだから人生は面白い。  95年は埼玉県の利根川沿いの合宿施設に泊まり込み、教官として大学航空部の学生にグライダーを教えた。留年したが1課目...

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