どうしても出場したかった2008(平成20)年の北京五輪。出場権獲得への道は二つあった。一つは、400メートルで世界基準の標準タイムを超え、日本選手権で上位の成績を収めること。もう一つは、所属する日本代表チームが1600メートルリレーの世界ランキングで16位以内に入ること。どちらかの道で五輪に出場しようと、大学を卒業してからも陸上を続けていた。 卒業後は、福島大の先輩がいた化粧品などを作る会社の...
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