• X
  • facebook
  • line

【5】同じ蔵元から救いの手 鈴木酒造店社長、杜氏・鈴木大介

2021/09/18 08:30

  • 有料記事
国権酒造の設備を借りて酒造りに励む私(右)と弟の荘司。2千本の「地縁復興純米酒」を完成させることができた

 古里ですぐの酒造りは絶望的。そんな中、手を差し伸べてくれたのは同じ蔵元だった。  その人は、旧知の関係にあった南会津町にある国権酒造の社長、細井信浩さんだ。「センターにあった酵母を使って、うちで酒を造らないか。自由に酒を造れるよう、うちの杜氏(とうじ)と蔵人に言ってあるから」。生き残っていた酒母から酵母を取り出す作業を進めていた中で、男気あふれる言葉をいただいた。  2011(平成23)年5月下...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line