道の駅なみえに新設する酒蔵の管理運営者を公募します―。震災から9年が過ぎた昨夏、浪江町の募集に私が唯一手を上げ、故郷での酒造りがいよいよ再開することになった。 浪江で再び酒造りがしたい。その思いは、山形県長井市で事業再開した後も、ずっと抱いていた。生活と仕事の拠点とする長井から片道3時間もかかることを思えば、大変な酒造りが始まろうとしていたが、ようやく古里に帰るめどが付いたことには感無量だった...
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