大相撲は本当に厳しい世界だ。 14歳で角界入りし、先輩に初めて土俵で胸を借りた。中学を卒業したばかりだったが、当時の私の体重は約110キロ。相手は番付が下の方の力士だった。それでも、自分の力では一歩も前に押すことができず、びくともしない力士に衝撃を受けた。 これが私にとっての大相撲の始まり。周りは誰もかも強く、怖い先輩だって多い。最初は不安だらけ。この世界でやっていけるなんて、これっぽっ...
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