ヒツジの文化を取り戻したい―。それが羊飼いになった一番の理由だ。かつては北海道に次ぐ産地だった本県が、東京電力福島第1原発事故の影響により、産業として成り立たなくなった時期があった。築き上げられた文化が廃れてしまうことは、寂しいと思った。 現在は田村市で牧場を経営し、ヒツジの産地振興を目指している。ヒツジを生業(なりわい)にするのも簡単ではない。ジンギスカンブームが到来しては去り、羊飼いがその都...
この記事は会員専用記事です
残り712文字(全文912文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。