人前に立つのが苦手な子どもだった。小さい頃から出演していたバレエの発表会も足が震えるほど緊張した。それでも、師匠が手がけたストーリー性のある創作バレエ公演では臆病にならず、舞台の空気と一体になることができた。ミュージカル作品も同様だ。作品を深く深く読み解いて、物語の中に自分が合わさっていくことで、役と自分自身が一体となり、自分だけでは立ち向かえない恐怖に打ち勝つことができるのだ。 そんな私が...
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