全国には、大小合わせて約5万軒の旅館やホテルがあるといわれている。その数だけ「旅館の息子や娘がいる」ということだろう。とはいえ、旅館の息子は相当な「レアキャラ」。私は、あまり他ではできない人生経験をしてきたのかもしれない。 私が生まれた1978年、日本は高度経済成長期で、旅館はとても忙しかった。私は子どもの頃から他の家に預けられていて、学校が終わると、母は忙しい合間を縫って迎えに来てくれた。それ...
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