東京電力福島第1原発事故から約13年8カ月が経過した昨年11月7日、2号機で、廃炉の最難関とされている原子炉格納容器内の溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出しに初めて成功した。3度の延期と2度の作業中断を経て、2号機からようやく重さ約0.7グラムの1粒を回収した。 東電は2号機から2度目の採取を今年3~4月ごろに予定しており、初回採取で使った装置の改良を進めている。試料を増やして知見を広...
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