福島県に未曽有の被害をもたらした東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から、11日で14年がたった。関連死を含め4千人を超える犠牲者を追悼し、被災地の1日も早い復興を願う式典や関連行事が県内各地で行われ、多くの県民がそれぞれの思いを胸に祈りをささげた。各地の様子をカメラで追った。
漁業復興が進む請戸漁港では、朝日を浴びながら海に出る漁船の姿があった=11日午前6時19分、浪江町
道の駅よつくら港で献花する人たち=11日午前、いわき市四倉町
東日本大震災の発生時刻に合わせ、震災遺構の請戸小から海に向かって黙とうする人たち=11日午後2時46分、浪江町
波打ち際に生花を手向ける札幌市の舞踏家小田原真理子さん(55)。「3・11」に合わせて毎年本県を訪れており、今年も犠牲者に祈りの舞ををささげた=11日午前6時15分ごろ、いわき市・薄磯海水浴場
大阪府の松原市立五中から届いた黄色いハンカチを防波堤につなげる住民ら=11日午前10時15分、いわき市久之浜町
須賀川市の長沼小児童は決壊した農業用ダム「藤沼湖」(藤沼ダム)の犠牲者に祈りをささげた=11日午後1時30分、須賀川市滝防災公園
請戸で行方不明者の手がかりを探す双葉署員ら。奥は福島第1原発=11日午後1時39分、浪江町
境内の焼却炉でお焚き上げされる津波遺留品=11日午後2時55分、いわき市・薄磯地区
高台にある霊園では震災慰霊碑に向かい手を合わせる姿が見られた=11日午前9時40分ごろ、浪江町請戸・大平山霊園
折り鶴の前で黙とうを捧げる人たち=11日午後2時46分、大熊町役場前広場