フランスの作家サンテグジュペリはアルゼンチンでの最初の夜間飛行で、平野のあちこちに家の光を見つけた。職業飛行家という自身の経験を基にしたエッセー「人間の土地」の冒頭に、その際の感動がつづられている ▼「あのともしびの一つ一つは、見わたすかぎり一面の闇の大海原の中にも、なお人間の心という奇跡が存在することを示していた」。個々の生活を営み、光をともす人々と「心を通じあうこと」が大切だと続く文章は...
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