桃李(とうり)言わざれども下おのずから蹊(みち)を成す―。四字熟語にすると「桃李成蹊」。花が美しく実もおいしい桃や、すももの木のあるところには何も言わなくても人が集まるので自然と道ができる。人徳のある人のもとには自ら求めなくても徳を慕って人が寄ってくるという意味だ ▼芥川龍之介が警句集「侏儒の言葉」の中で、「知者の言」と言及している。もっとも芥川は、「言わざれども」ではなく、実は「言わざれば」(言...
この記事は会員専用記事です
残り306文字(全文506文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。