番付の重圧に負けたのだろうか。大相撲春場所で新横綱の豊昇龍関が途中休場となった。新横綱の休場は39年ぶり。「何が起きても休場しない。負けても休場しない」。場所前の豪語が不名誉な傷口に塩を塗る ▼横綱が背負う重荷は当人にしか分からない。あの大横綱の大鵬でさえ、21歳で最高位についた途端に辞める覚悟をしたという。綱の重さに10年耐え、相撲道を表す言葉を「忍」とした(武田葉月「横綱」講談社) ▼...
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