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燃料デブリ取り出しへ…カメラ交換 東電 今月中には2回目着手

2025/04/04 11:25

カメラを交換する訓練の様子=神戸市

 東京電力福島第1原発2号機に溶け落ちた核燃料(デブリ)の2回目の試験的取り出しに向け、東電は4日、取り出し装置に装着しているカメラなどの交換に着手する。交換には2週間程度かかる見通しで、終了後に手順の確認を経て試験的取り出しに着手する。東電は「予定通り4月中に着手できるよう準備を進める」としている。

 東電が3日、発表した。現在、装着しているのは1回目の取り出しの時に使用したカメラで、故障予防のために交換する。神戸市で交換作業の訓練をするなど準備を進めてきたという。

 装置先端にある爪形器具も交換し、爪部分の長さを5ミリから7ミリに変更する。遠隔で操作する際に、デブリの大きさを把握しやすくする狙いがある。取り出すデブリの大きさは3グラム以下で変更ないという。


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