聖徳太子の十七条憲法に党の文字が記されている。「人皆党(たむら)有り。また達(さと)る者少なし」。人は誰しも仲間をつくろうとする。それが原因で争いは絶えないが、道理を悟った者は少ない―といった意味になる ▼新しい国づくりへ和を重んじた憲法の理念は、いまに通じる。政治を大胆に動かしていく上で権力闘争は付きものとしても、国民を置き去りにしたままでは、ただの内紛に過ぎない。聖徳太子の目に自民党のごた...
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