18世紀にオーストリアを統治していたハプスブルク家の女帝マリア・テレジアがダイヤよりも愛した宝がある。それは漆器のコレクションだった。日本などから取り寄せた高価な漆器は娘のフランス王妃マリー・アントワネットに引き継がれた ▼魅惑的なつやのある日本の漆器は16世紀後半、ポルトガル交易によりヨーロッパに伝わった。漆器生産と漆の植栽を奨励した会津藩も会津塗の漆器をオランダなどに輸出し、藩の財政の一助と...
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