千駒酒造(白河市)は、酒かすを使用した新感覚調味料「kasukuubee(カスクーベー)」を開発した。新商品は「酒粕みそ」と「酒粕ドレッシング」の2種類で、10月1日に発売される。
日本酒の製造過程で造られる副産物の酒かすは、発酵食品の一つとして知られる。日常から気軽に発酵食品を取り入れ、健康意識の向上に役立ててもらおうと、新商品を開発した。
カスクーベーには市内で製造している根田油のみそと、ヤマボシ油のしょうゆが材料に使用されている。酒粕みそはみそ汁や焼きおにぎりに、みそとしょうゆが配合された酒粕ドレッシングは、サラダやおかずにかけるなどして、アレンジが楽しめる。みそとしょうゆの風味に加えて、ほのかな酒かすの香りが口に広がる。
1個680円。市内の千駒ショップ、しらかわ観光ステーション、二ノ丸茶屋などで販売される。
試食会が13日、同市の同酒造で開かれ、スタッフが買い物客に新商品を使った料理を振る舞った。新商品の試食会は20日にも開かれる。
問い合わせは同酒造(電話0248・23・3057)へ。