葵高2年の赤城なつみさん(17)は11月1~3日、会津若松市・神明通りの「SHARE BASE AIZU(シェア・ベース・あいづ)」で、美術をより身近に感じてもらう作品展「ハードルの低い展示会 なんでも展2」を開く。赤城さんは「気軽に足を運んでもらえる作品展にしたい」と意気込む。
赤城さんは小さい頃から絵を描くことや工作が好きで、同校でも美術工芸部の部長として精力的に創作活動に励んでいる。作品展は「会津の美術を盛り上げたい」との思いから、昨年度に続いて企画。今年は自分でテーマを設定して考察する同校の課題探究活動「葵ゼミ」の一環として開催する。
作品展では、会津の人たちの絵画や立体作品など多彩なジャンルの作品を展示する。著作権が切れた名画を活用してネックレスや缶バッジを作るワークショップも開催する。高校生ら若者にも来場してもらおうと同校生徒にアンケートを取るなど、より多くの人が楽しめる居心地の良い空間に仕上げるという。赤城さんは「美術展に堅苦しいイメージを持つ人が多いと思う。ふらっと来て、作品を自由に見て楽しんでもらいたい」と話した。作品展の時間は午前9時~午後4時(最終日は同3時)。
31日まで寄付募る
赤城さんは、設営費やワークショップの材料費を集めるため、インターネット上で資金調達を図るクラウドファンディング(CF) で寄付を募っている。31日まで。目標額は9万円。500~8千円の寄付額に応じてお礼のメールやオリジナルのポストカード、絵画などの返礼品を用意している。
CF業者の「CAMPFIRE(キャンプファイア)」とパートナー契約を結ぶ福島銀行が支援した。