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【7】間と静寂の魅力伝わる ミュージック・フロム・ジャパン理事長・三浦尚之さん

2025/10/06 10:30

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今年2月にニューヨークで開催したMFJ50周年公演のパンフレットの表紙。半世紀の間に、米国での日本の現代音楽への理解が深まり、聴衆の反応も変化してきた

 「日本の現代音楽はどんな特徴があるか」 ミュージック・フロム・ジャパン(MFJ)の活動をしていると、外国人からよくこう聞かれる。それは「間と静寂」だ。間は日本のリズム感。静寂は、作品が静かに、すーっと終わること。これは日本の美学だ。 米国人は違った。昔、米国のある財団理事長が、MFJの演目について「最後の曲は大きな音で華やかに終わってほしい」と要望した。米国人にとって演奏会は娯楽。最後の曲が静か...

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