高校卒業を間近に控えた幼なじみが夜の公園に集まる。将来を語り合うなか、落語家志望だが煮え切らないシゲルが、縁起のいい言葉を連ねた、とても長い名前を子どもに付ける「寿限無(じゅげむ)」を披露する ▼湯本高の演劇部が30年以上前に上演した「それぞれに如月」。落語を聞いた一人がぼそっと「親はなんで長い名前を付けたのかな」とつぶやく。すると、別の一人が答える。「その方が子どものためだって信じてるんだ」。...
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