「なりすまし詐欺」の未然防止に貢献したとして、喜多方署は8日、セブン―イレブン喜多方バイパス店の店員室井弘子さん(63)に署長感謝状を贈った。
同署などによると、室井さんは9月29日午後4時半ごろ、10万円分のプリペイドカードを購入しようとした70代男性に詐欺の可能性を疑い、同署に通報して被害を未然に防いだ。男性は1時間ほど電話をしながら店内を歩き回っていたといい、別の従業員から話を受けた室井さんが男性に「電話に出ないでください」などと説得。別室に案内した上で警察に引き継いだ。
同署で行われた贈呈式で、山崎晃署長が「早期に警察に通報してくれたおかげで助かった」と話し、感謝状を贈った。室井さんは「普段からフレンドリーな接客を心がけていた。お客さまの財産を守ることができて良かった」と話した。