福島市は11月21日、福島大の学生に自動車で買い物を楽しんでもらおうと、福島ダイハツ販売(福島市)と連携し、JR金谷川駅前でカーシェアリングのサービスを提供する実証実験を始める。大学周辺に買い物ができる店が少ないとの学生の声を受け、移動手段の確保とカーシェアの利用拡大につなげる狙いがある。
木幡浩市長が22日の定例記者会見で発表した。ダイハツの車両1台を配備し、車種は軽自動車のタントなどを想定。市は駅前の市有地を駐車場として貸し出すことで協力する。今回の実証実験は福島県内初という。
福島大の学生は一般の半額となる15分110円(ガソリン代、保険代込み)で利用できる。一般は15分220円。利用する場合はスマートフォンからの会員登録が必要。24時間貸し出し可能。期間は来年3月末まで。アンケートで利用した学生の声などを集計する。