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近代木彫けん引 郡山出身・三木宗策、没後80年

2025/11/11 11:05

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三木宗策=1940年ごろ、東京都内の本人のアトリエで
三木宗策「威容抱慈(坂上田村麻呂像)」(木彫、1923年、郡山市立美術館蔵)。東北人から敬愛される古代の武人。長く郡山市役所に置かれていた
三木が手がけた燈明寺(東京都江戸川区)の「不動三尊」。左から「制多伽(せいたか)童子」(1932年)、「不動明王」(25年)、「衿羯羅(こんがら)童子」(30年)。いずれも木彫

 郡山市出身で大正、昭和にかけて活躍した彫刻家三木宗策(そうさく)(1891~1945年)の没後80年に当たる今年、市民らの手で墓碑が再建されるなど、その存在や功績を後世に伝える動きが出ている。郡山市立美術館学芸員の中山恵理さんに、三木の歩みについて寄稿してもらった。 量感豊かな表現、後進育成に力 三木宗策は、表具師だった父宗次郎の次男として1891(明治24)年郡山市本町に生まれました。1906...

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