私が会社を継いでからスタートした新事業の一つにシネレンズ(映画用レンズ)への参入がある。きっかけは世界初となるF1.8ズームレンズへの挑戦だった。 F値(絞り値)とはレンズの明るさを示す指標で、数字が小さいほど明るくなる。レンズが明るいと暗い場所でもきれいに撮れるので明るい方がいいが、その分ガラスが大きくなってレンズが重くなるためバランスが難しい。それまでのズームレンズで最も明るいのがF2....
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