第78回全日本合唱コンクール全国大会大学職場一般部門は最終日の23日、佐賀市民文化会館で混声合唱と同声合唱の両部が行われた。県勢は混声合唱で合唱団「櫻」が銀賞、同声合唱で「合唱団alba(ラルバ)」が銅賞を受賞した。
大会には全国から混声合唱に16団体、同声合唱に12団体が出場。日本一に相当する文部科学大臣賞には、混声合唱で「VOCE ARMONICA(ヴォーチェアルモニカ)」(千葉県)が、同声合唱は「La Pura Fuente(ラプーラフェンテ)」(神奈川県)が選ばれた。
喜多方高卒業生を中心に構成する櫻は、東北大会後に急きょ指揮者なしで演奏することが決定。団員同士で話し合いながら、限られた練習時間で曲への理解や言葉の表現力を深め、全国の舞台に臨んだ。団内指揮を務める松本歩夢さん(24)は「貴重な経験となった。曲や合唱の魅力を最大限伝えられた」と充実感をにじませた。
主催する全日本合唱連盟によると、次回の同コンクール全国大会大学職場一般部門は来年11月28、29の両日、札幌市で開かれる。
