• X
  • facebook
  • line

帰還居住区域、年度内に追加申請へ 大熊町、希望する住民宅地

2025/11/26 08:35

 大熊町は、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域内で避難指示解除を目指す「特定帰還居住区域」を巡り、対象となっている10行政区内で新たに帰還を希望する住民の宅地などを本年度内に追加申請する方針を固めた。

 町内ではすでに10行政区の197世帯計約440ヘクタールが特定帰還居住区域に設定され、除染や解体が進められている。町は1回目の帰還意向調査で帰還意向を示した住民を除く約400世帯に対し昨年12月~今年4月に2回目の調査を実施。新たに帰還意向を示した住民の宅地を中心とした生活圏を追加設定する。面積や帰還意向を示した世帯数を現在、取りまとめている。

 町は25日までに、対象の住民に対する説明会を開き、追加申請の方針を伝えた。対象の10行政区は下野上1区、野上1区、野上2区、熊1区、熊2区、熊3区、熊川区、町区、夫沢2区、夫沢3区。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line