バレーボールＳＶリーグ女子のデンソーエアリービーズは２９日、ホームで岡山を３―０で破り、４連勝を果たした。通算成績は８勝７敗で、順位は１４チーム中７位。
デンソーは次戦の３０日も同会場で岡山と対戦する。午後１時５分開始予定。
【評】デンソーが快勝した。序盤は岡山の強弱をつけた攻撃に苦しみ、一進一退の攻防が続いた。サブリーナが次々に力強いスパイクを決めて第１セットを先取。第２セット以降はロザマリアや蓑輪の攻撃がさえ、流れを引き寄せた。終盤は中元の連続得点で主導権を握り、相手を突き放した。
中元、強力スパイク
デンソーの連勝を伸ばした一戦で攻撃の軸となったのはアウトサイドヒッターの中元南だった。「序盤でチームが粘り勝ってくれたおかげで攻撃が決まった。落ち着いてプレーできた」と振り返った。
第１セットは岡山の隙を突く強い攻撃に揺さぶられ、なかなか主導権を握れない展開が続いた。２０点台からサブリーナ・デジェズス・マシャドの強打を起点に逆転。流れを断ち切り、先取した。第２セットから中元が先発として入ると、左から鋭く振り抜くスパイクが攻撃のリズムを一気に押し上げた。
辻健志監督は「どのポジションでも活躍できる選手。今日の試合でもよくやってくれると思っていた」と信頼を寄せる。その言葉通り、中元は攻撃のほか、サービスエースや相手のブロード攻撃を２本連続でブロックするなど守備でも貢献し、計１４得点の活躍を見せた。
相手の特徴を踏まえて修正し、力を伸ばす岡山を相手に中元は「序盤からペースをつかんで試合を展開していきたい」と気を引き締めた。
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