タレントの田村淳さんは11月24日、郡山市のあおき郡山斎苑で著書「母ちゃんのフラフープ」をテーマに講演した。大切な人との別れの前に、自分自身がどのような人生を望んでいるかを伝える重要性を語り「この先、自分がどう生きたいか。家族に話しておこう」と訴えた。
田村さんは「残される人のためにも自分の死を家族と話し合ってほしい」と提言。母親・久仁子さんが生前から延命治療を望まない意思を示していたとし「そのため母にがんが見つかった際も、家族会議で母の意思を尊重しようと意見がまとまった」と振り返った。
また、田村さんは遺影など久仁子さんの自己プロデュースを基に行われた葬儀の模様や久仁子さんの終活ノートを紹介。久仁子さんの言葉、行動のおかげで「自分がどう生き、どう死にたいか。メッセージを残す重要性に気付かされた」と話し、文章や動画で遺書を残すことで、自分自身の人生や死に前向きに向き合えるとアドバイスした。
講演会は総合葬祭あおき(白河市)の創業130周年記念と同社の家族葬邸宅デュエ郡山昭和、ご安置レジデンス郡山昭和のオープン記念で開かれた。
