県と日本フィルハーモニー交響楽団の連携事業が11月、いわき市のアリオスで行われ、同市出身のトロンボーン奏者笠間勇登さん(26)ら団員5人が音楽に取り組む小中学生へ演奏指導を行った。
音楽の文化振興や人材育成を目的に昨年度から行われている取り組み。吹奏楽団体「いわき吹奏楽アカデミー」の小中学生約90人を対象に実施し、笠間さんのほかフルート、クラリネット、ホルン、サックス奏者の計5人が講師を務め、各パートに分かれてレッスンした。
笠間さんは2年前から楽団に所属する。地元でのレッスンを終え「小中学生を教える機会はあまりなく、子どもたちからパワーをもらった。音楽の面白さを純粋に感じてもらえていればうれしい」と思いを語った。
