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福島民友新聞社・石井裕貴記者に銅賞 東北写真記者協会25年度表彰

2025/12/06 10:25

新聞部門・スポーツ部門で銅賞を受賞した「サヨナラの生還―甲子園春夏通算30勝達成―」

 東北写真記者協会(新聞、通信、放送計48社加盟)は5日、2025年度の優れた報道写真・映像に贈る各賞を発表した。新聞部門のスポーツ部門で福島民友新聞社編集局報道部写真映像課の石井裕貴記者が撮影した「サヨナラの生還―甲子園春夏通算30勝達成―」が銅賞を受賞した。

 最優秀の協会賞には、新聞部門が秋田魁新報社(斉藤慎太郎、石塚陽子、梅川正城、舘岡朋美の各氏)の「緊迫の一日・市街地と観光地にクマ出没」、テレビ部門がNHK福島放送局(佐野哲也、樋熊潤、広島一徳の各氏)の「あなたにとって『ほんとの空』は?」をそれぞれ選んだ。

 石井記者の作品は、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた第97回選抜高校野球大会の1回戦で延長十二回タイブレークの末、サヨナラ勝ちした聖光学院の歓喜の瞬間を捉えた。石井記者は「生還した喜びを体で表現した三塁走者を切り取った。この勝利で聖光学院は春夏通じて甲子園通算30勝を達成し、最高の瞬間に立ち会わせてくれた皆さんに感謝したい」と話した。

 東北6県の協会員が昨年12月~今年11月に撮影した写真107点、ニュース映像51点の応募作品の中から協会員代表らが選考した。

 ほかの受賞作品次の通り。(敬称略)

 【新聞部門】

▽一般ニュース部門金賞「緊迫 市中心部にクマ出没」代表・阿部慶太(岩手日報社)、銀賞「雪崩の爪痕」小山大介(福島民報社)、銅賞「深い爪痕 日常少しずつ」代表・小林未来(河北新報社)

▽スポーツ部門金賞「記録途切れる 心に落ちる影」野界航也(河北新報社)、銀賞「双子 鏡映しの12秒49」石森明洋(岩手日報社)

▽企画部門金賞「あおもり戦争遺構を歩く」千葉康之(東奥日報社)、銀賞「戦争遺構」佐藤琢磨、鹿野智裕(河北新報社)、銅賞「南極log」大久保瑠衣(秋田魁新報社)

▽奨励賞「久々の降雨『雨柱』も出現」色摩高幸(山形新聞社)、「ジャイアントキリング」大西桂介、桑田友人(デーリー東北新聞社)

 【テレビ部門】

▽一般ニュース部門金賞「ドラフト伊藤樹 家族の想い」菅原陽久(秋田放送)、銀賞「盛岡市中心部にクマ・住民に不安走る」神山勇己(岩手朝日テレビ)、銅賞「最大瞬間風速37メートル 強風被害」代表・佐藤健二(東日本放送)

▽企画部門金賞「命をいただく 上の山放牧場」斎藤俊(秋田放送)、銀賞「戦後80年 夫が託した父の写真」渡部雄平(NHK山形放送局)、銅賞「港町・気仙沼の夏『盆舟流し』守る人々」伊東孝之(東北放送)

▽映像部門金賞「家族3代コメ農家に密着 春~秋」長沼寛紀(ミヤギテレビ)、銀賞「揺れる情勢 今年の米づくり」矢野冬樹、鎗水耀平、大林祐之介(仙台放送)、銅賞「名残の秋・蔦沼」工藤賢司(青森朝日放送)

▽新人部門賞「魅力のあかがね」斎藤哲(仙台放送)

▽日本映画テレビ技術協会東北支部賞「双葉町のコーヒーショップの日常」岩下湊(福島放送)

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