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デンソー、大阪Mとの接戦制す SVリーグ女子

2025/12/08 08:30

【デンソー―大阪M】第1セット、スパイクを放つデンソーのサブリーナ=宝来屋ボンズアリーナ

 バレーボールSVリーグ女子のデンソーエアリービーズは7日、ホームの宝来屋ボンズアリーナで大阪Mに3―2で勝利し、連敗を2で止めた。通算成績は9勝9敗で、順位は14チーム中8位に浮上した。

 デンソーは13日、東京体育館で行われる天皇杯・皇后杯JVA全日本バレーボール選手権大会の3回戦に臨む。午後4時試合開始。リーグ戦は27日、アウェーの西原商会アリーナ(鹿児島市)で刈谷と対戦する。午後2時5分開始予定。

 【評】デンソーは終盤の守備の修正が功を奏し、競り勝った。第1セットを奪った後の第2、第3セットは相手の高さのある攻撃に苦しんで連続で落とした。陣形の変更で守備を安定させると攻撃面も活性化し、蓑輪らの得点で第4、第5セットを連取した。

 サブリーナ20得点

 フルセットの激戦の末に難敵を打ち破った。デンソーは2セットを奪われた第4セット以降に立て直し、昨季王者の大阪Mに勝利した。アタックで20得点を記録したアウトサイドヒッター(OH)のサブリーナ・デジェズス・マシャドは「みんなアグレッシブにプレーができていた」と充実感をにじませた。

 序盤はサブリーナの強烈なスパイクがさく裂。前日はアタックで2得点にとどまっていただけに、「同じことをしてはいけないと思い、いろんなコースに打った」と振り返った。

 しかし、第2、第3セットは相手の力強いスパイクに苦しみ、連取された。後がない第4セット、辻健志監督はオポジット(OP)モンチベレル・ロザマリアとOH山下晴奈の守備位置を入れ替えた。身長191センチを誇る相手のOPに、185センチのロザマリアで対抗できるよう采配した。

 「ぶっつけ本番だった」と指揮官。これがはまり、相手の勢いを封じた。サーブでも相手守備を乱し、第5セットも制した。チームは13日に皇后杯初戦を戦う。「ベストを尽くしたい」とサブリーナ。勢いそのままに、優勝を狙う。

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