8日午後11時15分ごろ、青森県八戸市で震度6強の地震があった。地震の影響で、東北新幹線やまびこ223号が運転を見合わせた福島駅では、乗客127人が足止めとなった。運転再開は翌9日午前2時5分ごろだった。
福島市内の職場から仙台市の自宅へ帰宅しようとした会社員の40代男性は、ホームで列車を待っていた際、地震に見舞われ「突然のことで驚いた」と困惑した様子で話した。車内では状況を説明するアナウンスが流れ、乗客の安全確認が行われたが、大きな混乱はなかったという。男性は1時間ほど車内で待機していたが、運転再開のめどが立たなかったため帰宅を諦め、福島駅近くのホテルを予約した。男性は「迷ったが、明日も仕事があるので福島に泊まることにした」と疲れた表情を見せた。
