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詐欺疑いで福島県職員逮捕 滋賀県警、チケット代名目で2万円相当

2025/12/10 08:05

 県は9日、コンサートのチケット代金名目で約2万円相当の電子マネーをだまし取ったとして、詐欺の疑いで、いわき地方振興局県税部課税第2課主事、女(22)が滋賀県警に逮捕されたと発表した。逮捕は同日。県職員の逮捕は本年度初めて。

 県によると、女は「コンサートチケットを定価で譲る」と、うその情報を交流サイト(SNS)に投稿。8月1日に投稿を見てチケット購入を申し込んだ滋賀県の20代女性に「定価の場合は全額分の電子マネーを先に送金してもらう」などとうそのメッセージを送り、同2日に約2万円相当の電子マネーを送金させ、だまし取った疑い。

 今月9日朝、滋賀県警草津署員がいわき市の女の自宅を捜索し、逮捕した。女が出勤しなかったため職場から連絡すると、家族が電話に出て、草津署員から逮捕する旨を告げられた。女の認否は不明という。

 女は2022年に採用され、同振興局に配属された。ゴルフ場利用税に関する業務をし、勤務態度は普通だったという。

 県総務部の金田勇政策監、いわき地方振興局の根本和代局長、星明彦県税部長が9日夜、県庁で記者会見した。根本局長は「県民の信頼を著しく損なうものであり、心よりおわび申し上げる」と謝罪した。今後、処分を検討するという。

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