島根県安来市の「グルメ&コーヒー舶来屋」で発生した食中毒で、県は16日、新たに17人の患者を確認したと発表した。患者数は9歳以下の男女2人を含む70代までの計94人で、これまでに27人が入院した。松江保健所は提供されたハンバーグの加熱が不十分だったとみている。
県によると94人は8月29日~9月8日に来店後、腹痛などの症状を訴えた。県別内訳は島根57人、鳥取26人、岡山と広島が各2人、愛知と兵庫が各1人。残る5人は調査中。
複数の患者の便から腸管出血性大腸菌O157が検出され、3人が溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した。