パトカーを適正に管理せず、盗まれた原因をつくったとして、岐阜県警が養老署の男性巡査長を所属長注意処分としたことが24日、情報公開請求で分かった。処分は8月18日付。県警は「再発防止に努める」としている。
県警によると、6月29日午前、同県大垣市の男性(52)が暴れていると110番があり、警察官2人が臨場。男性が逃走したため、パトカーから出て追いかけた。その後、男性がパトカーを使って約10分間逃走。パトカーは施錠せず、エンジンを切っていなかった。
男性は窃盗罪で略式起訴され、大垣簡裁は7月18日、罰金60万円の略式命令を出した。