自民党は24日、総務会を党本部で開いた。旧安倍派に所属し、派閥裏金事件に関係した松川るい元防衛政務官を内閣第2部会長、鈴木英敬元内閣府政務官を総務部会長にそれぞれ起用する人事を決定した。党憲法改正実現本部長には中曽根弘文元外相を充てた。中曽根氏は総裁選で高市早苗首相の推薦人を務めた。
裏金議員を巡っては、高市氏は首相就任前の7日の自民役員人事で、萩生田光一氏を幹事長代行に登用した。21日の内閣人事では閣僚起用を見送ったものの、佐藤啓氏を官房副長官に就けた。副大臣と政務官にも衆参両院議員計7人を充てた。
