1999年に名古屋市西区のアパートで主婦高羽奈美子さん=当時(32)=を殺害した疑いで逮捕された同市港区の安福久美子容疑者(69)が、一転して愛知県警西署捜査本部の取り調べに応じなくなったことが10日、捜査関係者への取材で分かった。捜査本部は焦点である動機の解明を進めているが、難しくなる可能性がある。
捜査関係者などによると、10月31日の逮捕直後は容疑を認め「(26年間)毎日不安だった」「捕まるのが嫌だった」との趣旨の供述をしていた。「被害者に申し訳ないと思っている」と謝罪の言葉も口にしたが、その後は取り調べを拒否しているという。
