11月にJR名古屋駅の中央コンコースで天井パネルなどが落下し、男性1人が頭にけがをした事故で、JR東海などは1日、改修工事をした際、施行担当者が十分に固定状況を確認していなかったのが原因と発表した。
JR東海などによると、L字形につながったアルミ製天井パネルと石こう製壁ボード(重さ計約30キロ)が高さ約3・3メートルから落下した。8月22日に壁ボード下部の撤去作業をした際、工事を請負ったグループ会社の担当者が、ボード上部が壁側にビスで固定されていると誤認。落下防止措置をしていなかったという。
落下との関係は不明だが、この場所では事故直前、壁を覆い隠すために設置した化粧板を取り外す作業をしていた。
