太陽熱は核融合で生じる

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 すべての物質は目に見えない小さな「陽子・中性子・電子」の粒がそれぞれ何個かずつ集まってできています。セシウム134や137など、物質の後ろについている数字は、陽子と中性子の粒の個数の合計でした。

 ウラン235に中性子の粒をぶつけると、その235個が分裂して熱が生じます。この分裂が起こる時に新しい中性子の粒が生まれるため、それが次のウランにぶつかってまた分裂と熱を生じます。ウランは条件をそろえると中性子のおかげで次から次へと核分裂を繰り返すという特徴がありました。原子炉や原爆はこの「核分裂」のエネルギーを用いたものです。

 その一方で、水素などの陽子や中性子の個数の少ない、軽い原子核同士を、1億度を超えるような超高温でお互いにぶつけると、今度はそれぞれがくっついて別の物質に変化すると同時に、莫大(ばくだい)なエネルギーが放出されます。これを分裂の反対で「核融合」と言います。

 超高温や超高圧の状態でなければ核融合は起こりませんが、太陽が輝き続け、大量の熱を出し続けるのはこのような条件がそろう太陽の中で核融合が起こっているからなのです。